早慶受験ブログ(現役慶應法/商/文合格)

慶應生が早慶英語などの対策法を受験生目線で伝授する日記

慶應法/分野別解説②

こんばんは、授業の予習復習非常に忙しくて、久しぶりの投稿になり本当にすみません💦💦

今日からまた毎日投稿がんばろうと思います。

 

 

さて、慶應法の分野別解説の2回目。

今回は会話文について触れていきます。

まず会話問題の特徴です。会話文は主に2パターンの出題傾向があります。

①会話のフレーズを挿入するもの

②文法的な知識を問うもの(=熟語の知識、前置詞の感覚、構文把握能力)

 

これら2つのうち1つがでたり、2つとも合わせてでたりと、バリエーションは豊富です。余談ですが、2020年度(僕が今年受けた問題)だけは少しだけ異質でした。

 

慶應法の会話文は本当に毎年出ますし、難易度は最高峰です。対策は欠かせません。少し前に紹介した参考書を最低一つはこなしましょう。そして、会話問題が他大の過去問などででてきたときは意識的に取り組みましょう。

 

次に出題意図について。

①と②の一部(単発的な知識問題を除く)から総じて言えることは、論理力があるかどうかをみていると言えるでしょう。会話問題というのは、英文が読めることもそうですが、会話の流れや展開、はたまた飛躍など、普通の長文よりも増して、たくさんのことを整理しながら解いていかなければなりません。

 

論理を追いながらも内容理解を深められるか。というところに問題を解くカギがあるように思います。また、英語というのは非常に論理的な言語なので、その言語としての筋道にも最適なものが、会話問題なんだと感じました。

 

論理力というのは一長一短で付くものではありません。ですので、普段から英文だけでなく日本語を書いたり読んだりするときも、論理的に推論したりしながら、難しい文章を噛み砕いて読んでいくことをお勧めします。(論理力をつける方法論は僕には詳しくわかりません。人に教えられるものでも僕はないと思っています。経験から生じる感覚レベルのものではないかと思っています。)

 

ではどう解くのか。今回は実際に問題には触れないので、皆さんが過去問を解く時に、絶対に心に留めておいて欲しいところだけお教えしておきます。

 

①の問題について。

①のフレーズ挿入は、文の内容や流れをきちっと理解できていれば、基本的にはわかるようになっています。ですが、よくわからない会話内容が出てきたりしますので、普段から難しい英文に慣れる訓練をして理解できるところまで持って行きましょう。

特に、フレーズをいれる前後の文で話がどう展開されているか、話者がどういう立場なのか、いま何を伝えようとしているのか、に注意しながら読み進めましょう。

 

加えて、慶應法の問題全般に言えることは、"選択肢を即断しないこと"です。

慶應法は10個の空欄に対して10個の選択肢を提示したりするような問題をよく出します。(=一つ間違えると二つ間違えるようにできている)

だからこそ、答えを出す際にはとても慎重にならなければいけません。そしてまた意地悪なことに、1番から順に答えが埋まっていかないんです。1番の空所に入りそうな選択肢を見てみると、3個ぐらい当てはまりそうな選択肢があるんです。これはどういうことかというと、選択肢を最初に決定できる地点が5番の空所だったり7番だったりするということなんです。

そういう意地悪なとこも論理力なのかと思います。(論理力という抽象的な言葉はずるいので、できれば用いりたくはありませんが。笑)

論理的な判断を用いると、こうならざるを得ないな、というスタート地点を基準にしないと、綺麗で流れのある会話文が成立しないようになっています。

これが難しいんです。なにゆってんだ。って思うかもしれませんが、過去問解けばわかります。解き始めはほんまに意味わかんないです。笑

 

②の問題について

②については、この中で2パターンに分かれます。

一つ目が、熟語の知識と前置詞の感覚を用いた問題です。これはある意味で捨て問であるし、ある意味拾わなければいけない問題です。どういうことかというと、知っていなければならない熟語と知らないものが半々ででるからです。知らないものははっきり言って捨てるしかない(=捨て問)知っていなければならないものは絶対に拾う(=基本問題) 

 

まずは解体英熟語を覚えましょう。その時に問題の裏についている前置詞の解説的なのを少しだけでも読んでおくと、役に立つかもしれません。ですが実際使いこなすのは、英文を読まないことにはできるようにならないので、その解説を読んで、たくさんの英文を読み、頭の中に感覚的な前置詞のイメージをつけましょう。けれど実際のところ期待はあまりできません。正直無理がある問題を出してくることが多々あります。なので軽く諦めをつけて、長文で絶対に落とさないことを念頭に置いていてください。

 

続いて二つ目。構文解釈的な問題です。これについて言えることはただひとつ。英文解釈をしっかりとじっくりやりこんで、完璧に構文を取れるようにすること。品詞の確定から構文の把握まで全てを完璧にこなせればこの問題は確実に取れます。得点源です。

 

今日は少し長くなりました。主に大事なのは、基本的な知識と論理力と構文力です。この3つの力を会話問題では問うているので、普段の勉強でも意識しながらやりましょう。

 

会話問題は慶應法の定番ですので、侮らないようにしましょう。多分来年は難問がくると思います。笑

 

今日も一日お疲れ様でした。またあした!!