早慶受験ブログ(現役慶應法/商/文合格)

慶應生が早慶英語などの対策法を受験生目線で伝授する日記

慶應法/分野別解説①

こーんーにーちーはー、今回も少し慶應法に触れていきたいと思います。何回かにわけてざっくりとした対策を伝えていきます。詳しい解説は過去問解説の時にしていくのでお楽しみに!

 

何度か言ってますが赤本はできれば2002〜2020の分を集めてください。2002の会話文は慶應法のメッセージ性を感じる文章なのでぜひ集めてください。

どうしても集めることができない方はこちらを登録↓

https://www.toshin-kakomon.com/sp/index.php

 

ではまずは、どんな問題が出るのか、列記してみましたのでご覧ください。

1.発音

2.アクセント

3.文法①(書き換え問題)

4.文法②(正誤)

5.文法③(英作文添削)

6.会話文①(前置詞など単語挿入)

7.会話文②(フレーズ挿入)

8.インタビュー問題

9.語句定義

10.空所補充

11.ABC問題

12.長文①(ノーマル)

13.長文②(物語文の要約)

 

こんな感じでだいたい13個ほどあります。

この中から毎年4〜5個程度出ると思ってください。

重要度を☆で評価しておきます。

 

今回は1〜5までいきます。

ではすたーーーーーとっ!!

 

1,2.発音アクセント☆☆

発音アクセントに関してですが、「関正夫の発音アクセントプラチナルール」をとりあえずは一通り覚えましょう。発アクは難問もあるので、そこまで勉強しすぎる必要はありません。ですが、単語帳をやるときに、それぞれの単語の発音は完璧にできるようにしておきましょう。慶應法を攻略するために必要なのは、"いかに基本を忠実に怠らないか"なんです。

とにかく基本の発音は徹底しておこないましょう。終盤戦に効いてきます。

発音アクセントは、最後の1、2点をもぎ取るための大問だと思っていてください。

 

3.文法①☆

大きく3つにわけた文法問題ですが、一つ目は書き換え問題です。名詞を動詞に書き換えたときに、その語尾になるアルファベットをマークする。みたいな問題です。しばらく出題がないのでもう出ないかなーとも思いますが、一応過去問に出てきた時はしっかりやりましょう。(慶法の怖いところは、昔に出題されていた大問を突然復活させたりするところです。)あとは、派生語が豊富な単語帳(鉄壁や単語王など)をしっかりと隅々までやりましょう。慶商対策にもなります。

 

4.文法②☆☆☆

正誤問題です。難易度は早稲田の社学人科の次ぐらいにむずいです。詳しいポイントは過去問演習が始まったら解説しますので、今日はどういう勉強をしたらいいかだけ教えます。

まずは、「スーパー講義 英文法・語法 正誤問題」をしっかりやって正誤問題の視点を養ってください。15周ぐらいは最低でもやりましょう。

次に、他大の過去問の文法の四択問題をたくさんしましょう。そのときに意識することは、答えの1つを当てることではありません。"間違いの選択肢3つがなぜ間違っているかを完璧に説明できること"です。

受験本番に勝つためには答えを当てることは勿論、しっかりと自信を持って間違いの選択肢を切れることも重要なんです。だからこの訓練をひたすら受験勉強でやりましょう。これは長文の選択肢の時も同じことが言えます。

4は長くなりましたが、正誤問題の勉強は本当に大事です。確かな英語力を身につけるためにもしっかりやりましょう。

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5.文法③☆☆

英作文を添削する。という問題です。2019年度一度だけ出題されました。これも正誤の分野には含まれはしますが、すこし複雑な大問だったのでここでの説明は省いて演習の時の解説で解き方を教えます。

 

今回はこんな感じで切っておきます。1,2,4は大事にしましょう。

特に正誤です。正誤で身につけた知識は、長文の選択肢を吟味するときや構文解釈にも使います。絶対に確実に身につけましょう。やっていくとわかりますが、自分の文法力の曖昧さに気づけます。

 

長々と書いてしまいましたが、もう少しだけ情報を。

みなさんは慶法の最低点見たことあるでしょうか?

慶法ってだいたい220-260ぐらいで推移してるんです。(5.5割から6.5割ぐらい)

今の時期の受験生なら、英語も社会もだいたい6.5割越えたら受かるんだ!って思うかもしれません。

でも、ちがうんです。結論から言うと、6.5割じゃ落ちます。理由は主に2つ。

①得点調整があるから。

②小論は思ってる以上に点をもらえない。(差が開かない。)

 

①に関してですが、日本史か世界史のどちらかが、得点調整でだいたい5〜10点落ちます。これは科目間の難易度の不平等をなくすための調整だとお考えください。なので必ずしも当日取った素点が反映されるものではないということです。

 

②に関してですが、小論は本当に点をとれません。断言します。30点ぐらいしかとれないと想定しておいてください。だから勉強まだ始めなくていいです。新聞も読まなくていいです。闇雲に新聞を読んでも小論はできるようになりません。素直に現代文の勉強をしてください。その方が強いです。

 

①②から本当に伝えたいことは、"英社で8割をとれ"

これなんです。英社で合計8割取ってください。

240/300点です。これだけで240/400、つまり6割に到達するんです。ですから受験生の皆さんは英社だけで合格最低点を超えるんだという気持ちで勉強に励んでください。"小論はあてにするな"

 

僕も当日は、英語186(ぐらい)日本史74(ぐらい)

でした。これぐらい取らなきゃ受からないです。

 

あともう一つ言えることは、最近社会は超難化傾向にあるので、社会も8割超えづらくなってます。自分は高2の2月の全統マークから、日本史はすべて全国一位でしたが、当日はこの点数でした。

だから英語なんです。慶應が英語ができる生徒を求めてることは明らかです。社会も全国トップレベルを取りつつ、英語は宇宙トップレベル(慶法で8割超え)を目指してください(笑)